月刊下水道 2014年8月号が気になる
78 Input Output 第6回
「マイアミはアメリカでない」と孫が言う
●内田 信一郎
祖父が言うなら痴呆で、孫ならゆとりですかね。
82 スクリーンに映った下水道 第59回
人食いワニを捕獲せよ『グリード』
●忠田 友幸
『グリード』ってなんだろうと検索。
ある日マンホール内から異臭がするという通報を受け現場に向かった検死官アン。マンホール内から見つかったのはシカの無残な亡骸。死骸を調べると、明らかに巨大な口に噛み千切られた形跡を発見する。爬虫類などに詳しいミッチと共に下水道内をさらに調査しているとそこに現れたのは超巨大なワニ。車に逃げ惑うアンとミッチ。そして、街を流れる川にワニの仕業であろう死体を発見し…。
2006年の映画のようですね。
B 級の名作『ザ・グリード』ってありましたね。
豪華客船アルゴノーティカ号は南シナ海を航海していた。密輸船の船長・フィネガン(トリート・ウィリアムズ)はこの船に乗りこもうとする謎の武装集団を運搬する。しかし、アルゴノーティカ号にいるはずの3000人の乗客はほとんどが死亡。船内は血の海だった。得体の知れない生物と戦うことになったフィネガンたちだが…。 日本公開時のキャッチフレーズは「喰って、喰って、喰いまくれ」。当然、B級スプラッタ・ホラーと思いきや、フタを開けてみれば案外正当派のアクション映画なのに驚く。それもそのはず、監督はのちに「ハムナプトラ」シリーズを撮るスティーブン・ソマーズ。ハリウッド映画のお家芸であるテンポのよい演出が心地よい。主演のトリート・ウィリアムズはメル・ギブソン似の味のある俳優。ボンド・ガールのファムケ・ヤンセンが女スリ師に扮し、可愛いお色気を振りまいているのもご愛嬌。スカッと楽しめる娯楽大作といえよう。(吉田直子)
しかしこの『グリード』は、これまた名作の 1980 年の『アリゲーター』だよね。
下水道に投棄された成長ホルモンによって、捨てられていたペット用のワニが巨大化し、人々を襲う物語を描いたパニックホラー作品。
日本での公開時のあおり文句は「誰でも12回は飛び上がります」でした。